またまた昭和ノスタルジィ⑤
鎌倉時代(わたしが鎌倉に住んでいた年月のことです) に気になっていた店のひとつがボタン屋さんでした。
表に見本品が展示してあって、アンパンマンや食パンマン、キノコや飛行機モチーフなど、かわいいボタンが並んでいた中で、小坊主さんのボタンを欲しくて店のひとに声をかけると、「ああ、はい。これしかないですけどいいですか。じゃぁ・・・ブチッ」と、展示品だと思ったボタンが売り物だったのでした。
あるとき、遠くから見たら店の表に「戌子」という文字があって、近付いてみると古布のクルミボタンが「そのような配列」で台紙にとまっていました。これを見つけたのは今年の一月。今年はネズミ年で確かに「子」ですが、去年はいのししなので「亥」、でもどう見ても「いぬ・ねずみ」なんですよね。台紙には、ボタンを縫い付けた穴が規則正しくは空いていないので、やはり店の方が意図的に作られたようなのですが・・・・それからわたしは店の前を通るたびに不思議な干支文字を眺めていたのでした。
ここ数年は「ユザワヤ」に行くことが多いですが、手芸材料ではなく文具や画材を見ることがほとんどで、しかも商品が多すぎて結局見るだけでお腹いっぱいになるのですが、小学生の頃は手芸関係といえば一坪ほどの個人のお店に勇気をふるって買い物に出かけたものでした。店主の視線に緊張しながらおこずかいの範囲で欲しいものを選んだあの小さな世界、懐かしいです。ああいう店の主人に今も憧れてます。




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