昔はにほさん③
神経衰弱。小さな子ども相手に遊んで「あげる」場合、手加減をして間違ったカードをめくってくやしがったり、その子どもが連続で正解のペアを当て続けて得意満面になったりすると、本気でふてくされたりしたものでした。
ただ、トランプ遊びの楽しさって、ゲームをはじめるときにカードを配ったり並べたりする緊張感にこそあったのかもしれません。神経衰弱の場合は、カードを裏向きに並べてゆきながら、スペースを作るために座る位置を移動したり「こっちにも置こうか」「そこ、一枚置いて~」などと、ゲームを始めるまでの共同準備作業が、ちょっと嬉しはずかしのコミュニケーションタイムでありました。
そういえば先日、新宿のうどん屋さんで隣に座っていた30前後の男性二人連れの片方が、「俺、昔、トランプで負けたらめちゃめちゃ機嫌悪くなって姉貴に当り散らしてたんだわ・・」と話しているのを小耳にはさんだのでした。
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