わが家マンガ⑧
以前から気になっていた養命酒の新聞広告イラスト。おかっぱの女の子が室内でくつろぐ様子を描いたひとコマに、ゆったりとした時間が流れているようなやさしさを感じて、時々切り抜いていました。この、味のある絵って、一体、誰が描いているんだろうなぁ、と、ぼんやり思っていたのですが、友人がネットで調べた所、描いたのは養命酒の社員さんらしいという情報を見つけたそうです。あの広告を見た出版社からも、イラストレーターは誰かという問い合わせがあったのだとか。そういえば以前、永谷園のお茶漬けのCMに、広告代理店の社員男性が出ていて、豪快な食べっぷりが評判になっていましたが、あれも、役者やモデルではないと知ったことで、なんともいえない奥行きを感じたものでした。専門の職業のひとより、案外「ちょっとやってみてと頼まれた」くらいの立場の方が、いい味が出るものなのかもしれません。わたしの場合、「プロだから、ちょうどいいからちょっとやってみて」と知人に何気なくデザインを頼まれたりすると、その「ちょっとやってみて」で却ってぎくしゃくして、うまくいかないことが多いですけれど。養命酒のイラスト、引き続き楽しみです。
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コメント
素人が持つ味わいというんでしょうか。ふと、思い出したのは関西電気保安協会のコマーシャル。耳に残る「かんさい~でんきほぉあんきょ~かい♪」の歌声。プロには無理ですねえ、あすこまで調子っぱずれに歌うのは・・。もう一度見たいです。
投稿 | 2008年7月13日 (日) 22時37分
機関車の好きな親戚の子供がいて、「このおじさん、絵の学校に行っているから、機関車を描いてもらえ」と言われたことがある。断るに断れず当てずっぽうで描いたけど、随分恥ずかしかった。親戚の人も子供も忘れてしまったろうけど、僕ははっきり覚えている。だんだんと懐かしい思い出になるから不思議だ。
投稿 | 2008年7月14日 (月) 04時32分
関西電気保安協会のおじさんたち、いいですよね。機関車の話も、分かるなぁ。と思いながら、コメントに反応できなかったのは、下記の通りです。
最近、芝居経験のないひとが長年の仕事をやめて、全然畑違いの役者をはじめた、という初舞台をたまたま別の目的で劇場へ行った機会に見ました。その新人役者さんは、結構年配のひとで、長年携わった仕事を通して感じたことを、芝居を通して人々に伝えたいようでした。ただ、「素人ならではの計算のない魅力」ではなく、「素人が急にプロとはこうだろうと想像してオーバーに演じている」のを見てしまって、呆然としてしまって・・。
長年、ひとつの仕事に打ち込んできた、その時の普通の声色や調子のまま、話してくれた方がすんなり聞けたのにな、と。
説明しづらいのですが、プロというのは、どんな場面でも張り切らない、テンションを変えないものなんじゃないかな、と思いました。だから、欲を出さない、計算のない、素の状態の素人と、テンションの低い冷静なプロというのは、ものすごく近いんじゃないかと思ったのでした。
投稿 kum | 2008年7月15日 (火) 14時54分