わが家マンガ⑦
わが家マンガはあと2回です。ちなみに、わが家の思い出といえば、昔の実家(こども時代から成人してしばらくまでを過ごした家)の、玄関のドアをあけてやってくるひとの、逆光になったシルエットです。酒屋さん、画材屋さん、レンタル書店の配達員さん、ヤクルトのひと、保険のひと、募金を求めてまわってきた学生風のひとなど、訪れるひとはいろいろでしたが、その中でもくっきり覚えているのが、一時期、週に何度も宅配便の集配にやってきていた、ひげのおじさんです。小柄で筋肉質、そしてパンチパーマにヒゲというコワモテのおじさんなので最初は驚いたのですが、しばらくして母が「あのひとやさしくて、かわいらしい人やわぁ、丁寧やし」と絶賛。ならばわたしも、と、おじさんが来られたときには積極的に応対に出るようになりました。例えるならば、クレヨンしんちゃんの幼稚園の園長先生みたいな感じといいましょうか、とにかく見た目と物腰のやわらかさのギャップが魅力で、当時玄関に飾っていた鳥のおもちゃ(手をたたいたり声がすると反応してピヨピヨ鳴く)に、いつも、「ややっ、これは、おっ、ははっ」などと反応して、腰をかがめてしばらく鳥をながめてから荷物を受け取って「じゃ、まいどぉ」と去って行かれるのでした。ある時、そのおじさんから別のひとに変わると、まったく鳥には気付かなくて、他の佐川急便とかクロネコさんのひとたちも仕事のみをテキパキとこなす方ばかりで、家族で「あのひと来なくなったなぁ」と話したりしたものでした。わが家の思い出って、今のところ、それですねぇ。
| 固定リンク

コメント