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ちょっとほのぼの。

Hani2 知人が入院したとの知らせを受けて、先に見舞いに行っていた友人に「で、具合は?手術はどんな感じ?」と尋ねると、「まぁ、術後ひと月は静養が必要らしいけど、とりあえず、担当の先生が『ぴんから兄弟』に似ているねんかぁ」とのことでした。

たしかに、実際におめにかかったところ、なつかしいようなこそばゆいような・・・、とにかくふふっと気持ちがほぐれました。後になって考えると、先生は水木しげるさんのマンガに登場するサラリーマンの「山田」に似ていたような気もしますが、いずれにしても、お顔を眺めているだけで心が安らぐひとって、いいですねぇ。

ぴんから兄弟といえば・・と、「ひげとおかっぱ」つながりで思い出したのが、宇宙飛行士の向井千秋さんの夫、という立場で脚光を浴びた向井万起男さん。彼の本(自分の名前に「万」という数字がついていることから数字という数字に興味を持ってしまう話など)を読んでから「このひといいなぁ・・・」と思っていたんですけど、このたび、「落ち込んだときや苛立っているときに思い出したい存在」として、病院の先生もふくめてお三方の姿を登録することにします。

毎日、わたしは駅前で美容室のチラシを受け取らなかったとか、電車の座席を目上のひとにゆずらずに寝ていたとか、メールに返事の返事をしなかったとか、知り合いとすれ違って目をそらした・・という風に少しずつ自己嫌悪を加算しながら、ところてん方式で古い順に忘れてゆきます。そして駅では人身事故のため列車が遅れるとか、テロ対策で不審な荷物に気をつけるようにというアナウンスを連日耳にして、聞かなかったことにします。さらにニュースでは地震や事件についてやっていて、そして身近なひとの仕事関係の不安な話や入院話、そして訃報が入れ替わりたちかわりやってくる中で、感情をレトルト食品みたいにチンして温めたり、パック詰めのまま長いこと放置したりしている気がします。

先日、書店でカート・ヴォネガットの『国のない男』を立ち読みしたら、絶望とユーモアについて、なにかしらヒントのようなものが書いてありました。病院の先生はぴんから兄弟似でしたが、先生がまとっている空気は、その本のたたずまいにも似ていたのでした。

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コメント

ぴんから兄弟、いいですね。気さくなお医者さんはそれだけで癒されます。逆にえらそうなお医者さんはそれだけで病気が悪化する気がしますよね。

投稿 | 2008年6月22日 (日) 20時36分

ぴんから兄弟、数日後の四コマに、それっぽいひとが登場します。そういえば、岡千秋さんも、系統は違うかもしれませんが、子供心にインパクト大だった、おかっぱ男性です。

投稿 kum | 2008年6月24日 (火) 22時11分

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