ひとりの時間、誰かとの時間。
モーニングショーを観るために、通勤ラッシュ(の終わりかけ)の電車に乗って東京まで行ってきました。
映画が終わった時点で午前11時前。同行の友人と早めのランチをしたものの、「で・・このあとどうする?」と間延びした空気に。そんなとき、友人から「内田かずひろさんの展覧会がやっているけど、行く?」という朗報が。
聞けば、新聞に個展の案内が載っているのを見つけて地図をメモしてくれたのだとか。そう、わたし、内田さんの犬マンガが好きなのです。
ところが、最寄り駅だという外苑前に着いて「出口は何番?」となった途端、バッグの中を覗いた友人が「メモ、忘れた・・・」と。「246(ニーヨンロク)に対して垂直の道(Tの逆さまのような地図)を書いた気がする。ひょっとして銀杏並木の通りだったかも」というおぼろげな記憶を頼りに1時間以上歩いたものの、気がつけば外苑前のエリアを越えて、青山一丁目周辺に・・・。夕方から予定がある友人とは交差点で別れ、急いで帰る必要のないわたしは外苑前までぷらぷら歩いて戻ることに。すると、銀杏並木とは反対側、246号線から「T」の形で入る細い道を発見。なんとなく気になって歩いてゆくと、目的の個展の案内看板が目に入ってきました。
犬の目線を通して「ひとりの時間」と「誰かとの時間」のどちらも豊かに描いておられる内田さん。雨の中にいる犬を描いた作品たちは、コママンガとはまた違った味わいがあり、ご本人もとても穏やかな方でした。映画は誰かと観るとあとで感想を話したりできて楽しいものですが、こういう「掘り出し物」的な幸運は、案外ひとりで心もとないときにこそ起こるのかもしれません。
そのときにもらって帰った個展のポストカードを後日、手渡すと、友人は犬の絵をなんども、いとおしげに眺めていました。
| 固定リンク
コメント