をー、それは愛ですか。
巷で、ある程度年配の男女が手をつないでいるのを見ると、全員が不倫なのだと思ってしまう、「男女の機微オンチ」のわたしですが、近ごろ、行きつけのセルフ式カフェのカウンターでよく一緒になる40前後の男女二人連れがいて、ちょっと気になっています。
断片的な話から(盗み聞きというより、「かえるの歌」のように聞こえてくるのです)、彼らは同居していない=夫婦ではない、そう頻繁に会っているわけではない=恋人ではない?という段階までは分かっています。
彼らはほぼ毎回、カウンターの、コーナーのひとり席に女性が、その90度の位置(カウンターの端)に男性が、それぞれ鞄を膝に載せて、それを抱くように背中を丸めてしゃべっています(わたしは彼らを見るときはほぼ毎回、彼女のトイメンの角にいます)。
女性の声が、なんと表現したらよいのか、曲線に沿って書いた文字のようにふわふわ浮いているのです。吉田日出子さんと安倍元総理、アンガールズの田中さんの声をミックスしたような。ふんわりしているのに粘着質というか・・・。で、先日、8コママンガ(すいりもの、というタイトル)の3コマ目に彼女をモデルにしたひとを描きました。ぱっと見では目立たないのに、会話をきけば、あ、またあの二人か、となります。今日もそうでした。
「なんだよぉ。そんなにじろじろ見るんじゃないよぉ。やんなっちゃうよぉ」(連れの男性が見つめていたらしい)
「こないだの地震、あんなのあったらあたし、眠れないよぉ。まいったよぉ。次の日起きれんくて会社に行けないよぉ」(だったら、車で送りに行くけど、と連れの男性、答える)
以上の発言から、彼は彼女のことを好きらしいです。わたしも、彼女の、なんとも表現しがたい存在感にだんだん惹かれつつあります。でも・・・彼女はひょうひょうとしている。
別の席の女性四人組みが「ビリーが」「ロデオボーイが」と、間をあけず、実に具体的な話をしていたのに対し、この男女はだらーっと、間がほとんどをしめています。カウンター角の同じ席で、以前、70代くらいの男性二人が、森鴎外についてぽつぽつと語っているのを目にしたこともあります。なんていうか、手をつなぐカップルより、手をつながない「二人でコーヒーを」の風景が、好きだなぁ。
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コメント
私もお店などでは端っこにすわります。単にトイレが近いので端というよりすぐに出れる位置が落ち着きます。
投稿 | 2007年10月 7日 (日) 14時04分
手をつなぐのは苦手です。どれくらい力を入れればいいのかわからないし、いつのタイミングで手をはずせばいいのかわからないし、手が緊張してとても疲れます。手をつながなくても一緒に間が楽しめる相手が一番楽ですね。
投稿 | 2007年10月 7日 (日) 14時08分