無印良品の魅力。
無印良品って、増殖してませんか?駅でも、コンビにでも・・ほんっとよく見かけます。自分がデザイン(商品に載せる柄・図案を制作)の仕事をしているからこそなのか、無印は昔から好きです。好みのシールを貼ったりしてカスタマイズできるあたりもよいですよね。仕事道具や資料の収納にも、無印のものを利用しています(TOKYUやダイエーなどで買った、妙なロゴ付きの収納ケースも、シールをはがしてMUJIっぽく見せてます)。
さて、たとえば100円ショップ用の商品をデザインする場合、取引先の方が仰るのは「無地が一番売れるんです。でも、無地だけ出すわけにいかないんです」ということ。いつも、それをふまえた上で仕事にとりかかっています。
売れるのは無地だったり無難な色だったとしても、そんなのばかり作ったのでは各店舗に卸す商品の数がぐっと減るし、売場でも沈んでしまう。各アイテムに4色、そして4柄くらいのバリエーションがあってはじめて、ボリュームが出て売場でも映えるようです。柄なんて一切いらない、趣味に合わないワンポイントなんてむしろ消したい、とお思いの方も多いでしょうが、でも、柄があるからこそ買うものもあるはず。ペンギンのワンポイント、好きな色のボーダー、水玉模様、クローバー柄などなど。ラルフローレンでも、ラコステでも、あれ、刺繍がなかったら寂しいじゃないですか。
わたしの場合、地図柄や街の俯瞰図、ヘタウマの動物柄に弱く、つい買ってしまいます。逆に苦手なのが、人気ブランドのロゴの明らかなパクリ。自分が英文や仏文をポイントにしたデザインを作るときは、その文字が入ることで余計に格好悪くならないよう気をつけています。
何もかも無地で統一するとシンプルで統一感を出せておしゃれですが、でも、布団カバーやカーテンは、ぜひ、柄の入ったものをおすすめします。病院に入院したら、好き嫌い関係なく無地の世界ですし、ホテル宿泊も連日続くとなんだか味気なくなってしまうのはそのせいではないかと。子供のころは眠れない夜、早く目がさめた朝、ぼんやりした視界に入った布団やカーテンの柄が、想像力の源でした。何かの柄をぼんやり眺めていると、他の何かの形に見えてきて、遠い世界へトリップできるのです(雲を見て動物に見えたりするのも同じかもしれません)。親戚の家のお茶碗の絵柄、友だちが着ていたセーターの柄、お地蔵さんの前掛けの生地の柄。無駄かもしれないけど、でも、何か引っかかるもの。柄は、センスの良し悪しに関らず記憶のフックなのです。無印もいいけど、たまには柄つきのものをおそばにどうぞ。
*無印良品から「週刊誌四コマノート・ミニ」というA5ノートが出ているのですね。105円。ちょうどこの記事を書いたところで姉からもらって驚いてます。やっぱり無印はおもしろいもの出しているんですねぇ。姉は、提案書の下書きなどに使うようですが、これ、街角でみた人を写真に撮るかわりに風景ごとスケッチしても面白そうです。
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コメント
先月末で閉店した京都駅前近鉄百貨店に入っていた無印良品では最後の最後までセールをしていました。最後の方はアイテムが少なくなり、500円のセーターなど倉庫から全て出してきたような感じでした。びっくりしたのはディスプレイ用のハンガーまで販売されていました。それを見たら、寂しくなりました。ここに働いている人たちはどうなるんだろうと思ってしまいました。
投稿: | 2007年3月13日 (火) 10時18分
近鉄百貨店、ついに閉店したんですね。知りませんでした。それにしても、ディスプレイ用のハンガーまで売っていた、というところがたくましく、面白いです。ハンガーひとつにその精神なら、販売員のこともきっと、良品計画さんはないがしろにしないのでは、と思いたいものです。ていうか、フリーで働くわたしは毎日が閉店間近の従業員の心理状態。最後のハンガー一本まで売る気持ちで仕事がんばりまっす。
投稿: kum | 2007年3月13日 (火) 11時04分